2014年06月22日

プリントの大切さ

おはようございます。
雨ですね小雨
怒涛の1週間を終えて、お疲れ気味のkemekoです()´д`()

昨日は"スマカフェ"のはずが…(TдT)
予約に波がありますね…
でもめげずに続けますよー。
来月も開催しますよー!
土曜日より平日がいいのかな?と迷い中。
詳細決まり次第また告知いたします。

さてさて…
水曜日はお店をお休みにして"フォトNEXT"行ってきました新幹線
店主は今年で3回目?の参加でしたが、kemekoは初参加グッド(上向き矢印)
新幹線やっぱ早いなぁ。。。
ゆりかもめ眺めがいいなぁ。。。
東京ビックサイト大きいなぁ。。。
東京人多いいなぁ。。。
とすっかりおのぼりさん状態の1日でした(^^;)

今回のフォトNEXTの参加目的は…
日頃の仕事が今よりも豊かになるような何かを得るためはもちろんですが、
最大の目的は、只今計画中の夏休みビックイベントに使えそうな"何か"を探すこと!
聞きたかった講義も聞き、すべてのブースも見終え、
そろそろ会場を後にしようかと思いながら
最後に常日頃お世話になっている富士フィルムさんのブース前を通りかかると…

「家族写真とは「 」であると題し、写真家の浅田政志さんのトークイベントを…」とのアナウンス。

"家族写真"という言葉に引き寄せられ、お話を聞いていくことに。

写真家の浅田政志さんって?と店主にたずねると
「ユニークな格好で自分の家族写真を撮り続けている人。
とても有名な写真家さんですよ」と。
…知らないことが多すぎるkemekoです(^^;)

浅田さんは、学生時代の"1枚の写真で自分を表現する"という卒業課題から
"一生に1枚しか写真を撮れないとしたら"
"人生の最後に1枚だけ写真を撮っていいよ"と言われたら
自分は何を撮るだろうか?と考え…
辿り着いた答えが"自分も一緒に写っている家族写真"だったと。

kemekoは何を撮るだろう…?
やはり苦楽を共にしている家族かな。

その課題以来、ずっと自分の家族と一緒にいろんな格好に扮して
家族写真を撮り続けてこられたと。
そのお話もとても愉しく、興味深かったのですが

kemekoの中で一番印象的だったお話が
"プリントの大切さ"について。

東日本大震災の後、がれきとしてCDやDVDが散乱する中、
なぜか写真だけは束にまとめられゴミとは分けて置かれてあったと。
自衛隊の方、地元の方、ボランティアの方が、自然と
「写真は大切なもの」としてゴミの中から拾い集めておられたと。

その写真の束を見つけた方が、"この写真をきれいにして持ち主の方に戻さないと"と、
泥や海水で汚れた写真をきれいにするにはどうすればよいのかを富士フィルムさんに問い合わせ
銀写真は水洗いして乾かせばよいことを知り、1枚1枚やさしく丁寧に水の中で洗い、
1枚ずつ重ならないように洗濯ばさみで干して乾かすという、写真救済ボランティア活動が始まり、
今も地元の方、ボランティアの方が、持ち主の元へ戻すため1枚1枚洗い続けているとのこと。

1枚の写真が持ち主の元に戻ったとき、持ち主の方々は本当に本当に喜ばれると。

たった1枚でも、その1枚の写真が持つ力の大きさは、とてつもなく大きいと。


今世の中はデジタル化が進み、写真を撮る人は増えている。
シャッターを切る回数は過去最大に増えている。
でも、"撮るだけ"でプリントしない人も増えている。

現に被災地で救われた写真は、ほとんどがフィルム時代のプリントばかりだったと。
最近のデジタルプリントは見当たらなかったと。
デジタル写真はデータのまま、CDやDVDの中に入ったまま、
今もなお瓦礫の中にゴミとして埋もれていると。

持ち主の元に返された写真はプリントしてあったからこそ救われ、
持ち主の元で大きな大きな力を引き出したと。

写真が持つ力を最大限にするには"プリントすること""カタチに残すこと"


写真を見たくなるときはどんな時か?

人生の節目、大切なものを失った時…

そういう時に写真の持つ力は最大になる。


思い出を想い返すにはどうしたらよいか?

写真は撮って終わるのではなく、
プリントして後で見るから意味をなすんだということ。
思い出を写真というカタチに残しておくことの大切さ。

これを私たち写真に携わっている者が、
ひとりひとりにしっかり伝えていって欲しいと。

"データのままで全然プリントしてない"
"スマホでいつでもどこでも見れるじゃん"
と言われる方によくお会いします。

kemekoはその方々にプリントすることをオススメすることにずっとためらいが…。
私がオススメすると、なんか営業トークみたいでいやらしいなと。
それに、自分も決してまめな人間ではないので、
データのまま溜め込んでいる写真があることを知っているから(^^;)

だから「そうだよねー」とついつい相手に合わせて適当な相槌を…。


でも浅田さんのお話を伺って、ためらう事などないんだな、
写真に携わっている者だからこそ、純粋に、素直に、真剣に、
"プリントすることの大切さ"をお伝えしていかないとと改めて思い直しました。



撮った時の思い出に、作るときの想いを重ねるアルバムカフェ
これからもずっとずっと続けていきたいです。

これからも"銀写真をプリントできる"タクミカメラが続けられますように…




posted by タクミカメラ at 09:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
はじめまして♪
神戸市垂水区でアルバムカフェを開催しております、峰村ゆりです。

いつもブログを楽しみに読んでいます☆

早速、浅田政志さんのHPも検索して見ました♪

写真をデータのままでなく「写真」にすることの大切さ、その通りですね♪

ぜひ、ブログで紹介させて下さい♪
そして、リンクさせて下さい♪

みなさんにも読んで頂きたいな♪と思いました☆

よろしくお願い致します。
Posted by 峰村ゆり at 2014年06月22日 11:09
峰村様
お返事が大変遅くなりまして、申し訳ありませんでしたm(__)m
いつも当店のブログを読んでいただいているとのこと、ありがとうございます。
私のつたない文章で、浅田さんの想いをうまく伝えれるか不安でしたが、このようなコメントを頂けると、とってもうれしいです。
遅くなってしまいましたが、リンクよろしくお願いいたします!
Posted by タクミカメラ  at 2014年06月26日 15:13
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